オウム病
数か月前にトピックになった「オウム病」ですが、産婦人科医会の会報で注意喚起があったのでお知らせします。
オウム病は Chlamydophila psittaci を病原体とする人畜共通感染症の一つで、140種もの多くの鳥類を宿主としています。人間にはインコ、オウム、ハトなど身近な鳥類の糞を吸引することにより感染をおこし、症状は発熱から始まることが多く、風邪のような症状から肺炎や心筋炎、脳炎といった命に係わる重篤な症状を呈することもあります。妊婦さんは妊娠中の免疫変化の関係で重症化しやすいとされており、特に注意が必要です。
具体的には鳥に近づかないとか、もし鳥を家庭で飼っていたらフンの掃除などはマスクを着けてするとか、鳥に触った後は良く手を洗うとかでしょうか。
治療は妊娠中でも使える治療薬があります。風邪症状などで病院を受診される際は、ここ1~2週間で鳥と接触した機会があれば申告してください。
うちのベランダにハトが勝手に巣を作って卵を産んでたことがありました。今年はハト除けネットを設置してもらって快適。フン掃除もしなくてよくなった。