紫外線対策
以前、日光に当たることにはいくつか健康上のメリットがあることを示しましたが、やはり「適度に」というのが重要なようです。
日光浴で日焼けといえば、フロンガスとかオゾンホールとかUVAとかUVBとか皮膚がんや白内障の増加なんかが思い浮かびますが、では果たして健康被害に具体的にどう対策を立てたらいいのか？ 医学の重要な役割のひとつに、多くの人が理解しやすい言葉で有効な情報を伝えて具体的な行動につながるようにすることがあると思います。
日本皮膚科医会と日本小児科皮膚学会の統一見解が大変わかりやすかったのでリンクを貼っておきます（PDFで開きます）。
http://www.jocd.org/pdf/20150929_02.pdf
蚊が媒介する病気
人間の生命を一番脅かしている生物は？ 人食いザメ、人食いライオン、ゾウ、ワニ・・まず狂暴そうな動物が思いつきますが、以外なことに小さな「蚊」がダントツで一番です。出典を下のリンクに示します。
蚊が媒介する病気はマラリアや日本脳炎、最近話題に上がっていたジカ熱やデング熱などなど数知れず、蚊になるべく刺されないようにすることと、蚊の発生源となる水たまり等をなるべく作らないことがそれらの予防として有効とされています。
当クリニック周辺は日当たりも良いせいか3月から蚊が発生していて、何とかしないとなあと思ってたんですが、どうも発生源として怪しそうな排水溝があったのでスタッフの皆と探ってみたら大当たりでした。すぐスギ薬局さんに相談に行って「良く効く」と太鼓判を押していただいた殺虫剤をついさっき散布したところです。
ご通行中の皆様におかれましては、クリニックの前を通ると何となく昔の学校の保健室みたいな臭いがして気になるところでしょうが、そういった経過ですのでご容赦ください。申し訳ありません。
けっして嫌な臭いではないが最近嗅いだことのないニオイが。
風疹について その２
吹田市では今年の4月から来年の３月末まで、対象となる方に限りですが風疹ワクチンを接種した方にその費用の助成をしてくださいます、と今書類を受け取りました。
お近くの医療機関で抗体価を測定しましょうと言っていたのですが、検査も保健所などでなんと「無料で」受けれるそうです。昨日の今日で申し訳ありませんが訂正させていただきます。その結果でワクチン接種の必要ありとなれば医療機関に受診して注射して窓口で支払いをしていただき、領収書を取っておいてください。その後保健センター等へ必要書類を提出いただくと後日払い戻しがあるとのことです。吹田市、相当手厚い補助をしてくださるそうです。妊娠を考えている方とそのご主人様はぜひご利用ください。
吹田市からのお知らせリンクはこちらです。どうぞご覧ください。
http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/_79596/hokencjigyo/_73553/_73568.html
千里山駅の西側、一本裏通りにある居酒屋「味信」のお昼定食。品数も多くて野菜たっぷり。
風疹について
今後妊娠を希望されている女性は、念のために風疹への免疫がついているかどうか調べてみましょう。多くの方は10代の頃に予防接種を受けられていますが、ワクチンを接種しても抗体ができなかったり、できても時間経過とともに徐々に抗体が弱くなっていることがあります。妊娠の初期にお母さんが風疹に罹ると胎内の赤ちゃんにも影響が及ぶことがあり、流産や先天性風疹症候群（難聴、白内障、心疾患など）を引き起こす可能性があります。
ご自身の免疫の有無を調べて、抗体価が低ければワクチン接種をしておくのが非常に有効で唯一の予防方法です。
グラフは国立感染症研究所のデータより。2012-13年の風疹大流行は記憶に新しいところです。このときは全国的にワクチンも品不足となり接種の必要な方全員には行き渡りませんでした。患者発生数の少ない今のうちに検査をして必要なら予防接種をお勧めします。
タバコ
小学校近くの交差点には子供たちの通学時間に合わせて、地域の方だと思うが安全のために横断歩道付近で旗を持って交通整理をしてくださってる方々がいらっしゃる。その人たちは箒をもって歩道の清掃もされていて、うちのクリニックの前まできれいにしていただいているので恐縮してなるべく早く来て自分で掃除するように心がけている。
・・・・なんとタバコの吸い殻が多いことよ・・・。 喫煙の健康への悪影響についてはまた改めて記したいが、それにしても火のついたものをそこら辺に捨てすぎ。危ないわ。
と、ここまで書いたが10数年前までは喫煙者だった僕は、携帯灰皿を持っていた記憶が全然ない。やっぱり歩き煙草をしてそこら辺にポイ捨てしてたような気がしてきた。なんか申し訳ありません。せめてクリニック前の道ぐらい掃除しよう。因果応報。
側溝に向けて捨てるのがせめてもの良心
週明けにはこのくらい拾える。
古い友人
今日ある方から宅配便で開院のお祝いを送っていただいた。
大学に入る前の浪人中の20歳ごろに出会った人だ。僕は医学部に入学する前に工学部に在籍していて、でもどうしても医学の道に進みたくて大学を中退してまた浪人しててそのころに広島の予備校で初めて出会ったはずだから多分最初に会ってから30年近く経っている。別の大学を卒業して数年の社会人経験をした後に医学部を目指して予備校に通っていたその人とは家が近かったこともあり、ことあるごとに広島横川駅近くの「焼き鳥大吉」で散々飲んでた気がする。大学は違ったがそれぞれ医学部に入学・卒業して医師としてのキャリアを積み始めたが、お互いになんやかんやあってもしかしたらその後一度しか会ってないかもしれない。今振り返るとその人がいなかったら今の医者としての自分もなかったかもしれないのにね。
賀状のやり取りだけでご無礼ばっかりだったが、今回思いがけずお祝いまでいただいてなんか20数年前のあの頃の風景が蘇ったので記録のつもりで。
また広島帰った時にできればお礼を兼ねて大吉で呑みたいですわ。
その「焼き鳥大吉」。今年の正月に偶然写真撮ってた。
